東京の桜が散り行く、4月初旬週末のできごと。まだお花見もできてなかった私は今年もザ・ペニンシュラ東京のロビーへ。なんとこの日で桜のディスプレイは終了というギリギリセーフのタイミング
そして夜は東京アメリカンクラブに紳士淑女が集い『ルーム・トゥ・リード2019』のガラディナー&チャリティー・オークションへ。ローズウッド香港のCEOソニア・チャンの代行でオークション出品用宿泊券を持参した、営業の山口有子さんにお誘い頂き、出席させていただきました。
『ルーム・トゥ・リード』とは、元マイクロソフト幹部、ジョン・ウッドが主催するNGOで“子どもの教育が世界を変える”という信念のもと、女の子たちが学校に行けるように長期奨学金を支給する女子教育支援プログラムや子供たちが安全な環境で学べるよう地域コミュニティと協力して学校を建設する学校建設プログラム他の活動をしています。
ドレスコードは”ブラックタイ”、きもので対応しました。まずお話しを伺って季節柄、桜舞う夜桜の帯を締めようと思いました。曰くつきなので5年寝かせてあったもの(笑)。当時は護摩焚いて調伏しよう(燃やそう)と思ったのですが、帯にも作った作家にも罪はないので残しました。いやー、とっておいてよかった(笑)。なにげにこの帯、個性が強くて無地やシンプルな柄でないと喧嘩するスタイリング。
美しいでしょー。この組み合わせ。帯との色合わせを重視して紬にしました。光沢のあるアイボリーの地に紫の段だら模様を染めた、手の込んでいる織と染めで仕上げています。フォーマルなお席に紬はNGといいますが、晩餐会のような公式の会ではありませんし、主役はチャリティー。それほどこだわりことはないと考えます。
またきものの世界は先取りが粋とされ、桜が咲く前に桜柄がふさわしいといいますが、この帯は夜に咲き散る桜でこの夜のタイミングにも合っていて、それはそれで「粋」だと考えます。伝統を受け継ぎつつ、その時々で自分なりの表現をするのが大切ではないでしょうか。
イブニングドレスに負けじと、訪問着、小紋他のきものもちらほら。皆さん、素敵でした。お席をご一緒させて頂いた方々
ディナーは「寿司のはし田 東京」橋田健二郎シェフ、「銀座やまの辺 江戸中華」山野辺仁シェフ、「リビエラ」総料理長、岡野真司シェフのコラボ。
そして、オークションではローズウッド香港のシグネチャーレストラン「レガシーハウス」お食事付きコーナースイート五泊が200万円で落札されました! サイレントオークションの売り上げも1000万円超え😆
ルーム・トゥ・リード ・バングラデシュ女子教育プログラム修了生であるハワ・カタンさんと同じテーブルをご一緒させていただきました。彼女のスピーチも感動的。女性が教育を受けることの難しい現実やハラスメントに負けずに尊厳を取り戻したお話しには胸が詰まる思いでした。
叶うはずがないと思っていた教育を受ける幸運を得て、学ぶ喜びに溢れた彼女が次に夢見るのは政府の官僚になること。実現を心より祈っています。
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