お盆を兼ねて久しぶりに帰郷。
母が旅立ち、当然ながら家のあれこれを姉弟で引き受けて行かなくてはなりませんが、私は、これを機に妹弟にバトンタッチし、昨年東京に戻りました。
去年、早々に思ったのは、やればできるということ。これまで「お姉ちゃんは家でもプロデューサー」と家族に言われてきたわけですが、いなければ、ちゃんと育つ。おかげで仕事に全力投球させてもらっています。
さて、今回帰郷したら、まず行きたいところの筆頭が、こちら本格インド薬膳カレー店『月とスパイス』。そもそも名前が好み(笑)。
理学療法士と食事療法士の資格を持つ、オーナーの上杉龍矢さんは、世界一周を旅した旅人。25歳の時に南インドで食べたカレーに感動し、2019年12月に同店をオープン。私は、2020年に初めて伺いましたが、その一皿に美味と元気を授かり、コロナ元年の心の支えのひとつでした。
栃木県鹿沼市にある、ミールス式のインドカレーを提供するお店です。私は、こちらで改めてカレーに目覚めたといっても過言ではない! そして、スパイスは、人を熱狂させる。中毒性のある食材ですよね。だからカレーも!
前回の母の1周忌の際は、伺えなかったこともあり、『月とスパイス』に行きたい~、行きたい~と1年ぐらいずっと思い続けていました。
人気店&夏休み中だし、行列覚悟だったのですが、お盆の入り&台風で、スルッと入店できました。
アジアを旅するうちにスパイスに敏感になり、いかにも日本式のカレーでは、いつのまいか物足らなくなりました。また、小麦粉×油脂たっぷり、いわゆるカレーライスは、40歳を過ぎた頃から、どんどん苦手になっていったこともあり、今はスパイシーでサラっと派。
ミールス式のカレー提供店は、続々増えているものの、なかでも『月とスパイス』のおいしさは格別だったのです。
ミールスとは数種のカレーや副菜をワンプレートにしたスタイル。本国ではベジが基本ですが、ここでは、肉魚介あり。メインのカレーをお好みで1種から3種選びます(フルミールス 1種1600円/2種1800円/3種2000円)。
お皿の上には、豆や野菜を煮込んだサンバル。トマトペーストとタマリンドの甘酸っぱいラッサムやヨーグルトなどをお好みで混ぜて戴きます。半月のような形をしたのがパパドという豆の薄焼きせんべいです。
ライスは2種。鹿沼産の新米で炊いたターメリックライスとパラパラとして香ばしい香りのインディカ米。実は、カレーを食べてご飯をお代わりしたのが初めてなのもこのお店で(笑)。お米もおいしいのも、カレー屋さんの必須条件ですよね。
食べ方のおススメは、まずは、それぞれの料理を味わう。そして、好きなものをライスと混ぜて戴く。最後は、全部混ぜて食べて食べる。メインも数種から選べますし、風味を食べ手に任せている感じもミールスの良いところ。
築100年の古民家を改造したカフェっぽい店内も鹿沼っぽいし、好きなテイストなんです。
栃木を旅行するなら、カレー好きならば、『月とスパイス』目指してお出かけいただきたい名店です。近頃はディナーも再開したそうなので、次の帰省時に伺いたいと思っています。
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月とスパイス
住所:鹿沼市末広町1916
電話番号:0289-88-9064
営業時間:11:30~14:30 (LO 14:00)/17:30~22:00 (LO 21:30)
定休日:月曜日/火曜日
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