4か月間、楽しみにしてきたザ・ペニンシュラ東京10周年記念ガラパーティー。目覚めれば宴も夢のあと……。
お土産、頂きました。
オリジナルマガジン『THE PENINSULA』東京版。お馴染みのスタッフさんたちがご出演されています。写真のタッチ、ポージングが洋書っぽくて素敵です。欲を言えば熟読したいので日本語版も出してください(笑)。
加えてペニンシュラといえばのチョコレート。
箱も中敷きも10周年仕様でした。
さて、前回のブログでもチラッと触れましたが昨夜の装いはきもの。以前は「きもの着てるのに写真撮ってる人」とか言われるくらい着用度が高かったのですが、近年はすっかりご無沙汰。年に数回(^-^; 和の文化のお仕事が遠くなったせいもありますね。
ドレスコードはカクテルドレス。5つ星ホテルのパーティですからお祝いの気持ち、敬意を表す必要があると考えます。ならば当然、日本の文化「きもの」が相応しい。ちなみにワタクシ、カクテルドレスは持っておりません(笑)。
略礼装の「カクテルドレス」。訪問着はやめて総柄の小紋にしました。京友禅の老舗、千總の御所解文様総柄の染め。
ベア2頭じゃないよー(笑)。
江戸小紋に礼装の帯も考えたのですが鮫小紋など黒地のものしか持ち合わせておらず色味でNG。なぜならこうしたイベントの場合、日本人の多くは黒を選びがちですしビジネスのお付き合いで招かれる男性も多いだろうと予想しました。するとますます黒くなる予感。お祝いの席ですから、少しでも華やかな方がいい、目立つ、これ大事(笑)。そこで色味も含め、相応しいきものでした。
古典模様の総柄の小紋は礼装に準ずると言います。中でもこの御所解文様総柄は古式ゆかしいもの。四季の吉祥文様が描かれていて季節を選びません。御所解は「ごしょどき」と読み、平安時代の文学や様式を感じさせる模様のためにそう呼ばれているそうです。
さらに礼装の袋帯を締めました。こちらも吉祥柄尽し。
かつて初めて父母が作ってくれた思い出多き品。華やかでこちらも四季を選ばず晴れの席に合うので重宝です。帯前には時節柄、菊の柄を出します。
帯揚げは鴇色と紫のコンビネーション。帯締めはやわらかな金色に見える黄色。扇子は昨年、友人から誕生日に送られた扇子の老舗、宮脇賣扇庵の薄紫だったのでそちらを持つことに。
今回、きもの、帯は持ち合わせのものですが、せっかくのお祝いの席、気持ちを纏いたいと思い、帯板、襟芯、足袋を新しいものに。加えてバッグ、草履も新調しました。こうして全身でお祝いの気持ちを表現できるのも、きものの良さです。
パールの装飾のバッグは鎖がついてるので手持ち、ハンドバッグ両方で使える上、長財布も入る幅25センチ、高さ14センチの大きさ!←これ、大事。
そして、小物を白でまとめることもコツ。大分前から刺繍の半襟りは使わず白のみ。年齢的なものもありますが柄が入っているとかえって合わせるものも、シーンも選びます。フォーマルな場には似合いません。また帯揚げも白っぽいものにすると京風というか、はんなり上品な感じになります。そこで最近は草履やバッグも白系を心がけるようにしています。
草履は月日で劣化しますし、雨で濡れたりするとダメにしてしまったり履きにくくなったり。母や祖母から譲り受けたものは昔ながらで品はいいですが、小さかったり、鼻緒を挿げ替えないと何十年も持ちません。加えて最近はきものを着る機会が随分減ったので高い草履を買うまでもない。でも白を選べばほどほどのものでも上品に見えるんですね。コーディネートもしやすくおススメです。
髪は昔から信頼している、銀座の美容室で。
銀座のおねえさん方御用達のROSA美容室。速い、安い、巧い! 教えたくないけど教えます(笑)。黒革の手帖風からパーティ仕様までもー、手早くて上手。アップ2,500円、ダウン2,200円というお値段も据え置き、嬉しすぎるんです。お勤め、パーティに限らず、ちょっと気張りたい時にもおススメ。
普段は額が狭いこともあり前髪パッツン派なんですが、和装ヘアの時は美容師さん泣かせなので、頑張って2カ月かけて伸ばしました。おかげ様で立派なママか女将に仕上がりました(笑)。先日のお休みにはザ・ペニンシュラスパでマージーズ モンテカルロのスーパーリフト オートクチュール フェイシャルを受けてスタンバイ。メイクはご縁あって超有名メイクさんにして頂きました♡
晴れのお席はオシャレも特別。楽しい一日になりました。8月にはマニラで白の絽を来てコンラッドマニラで女子会に出ましたが合わせてやっぱりきものはいいなーとシミジミ。一方昨夜は、写真を撮りながら移動していたら帯締めが崩れ、鏡を見ないで直していたら、後から二重になっているのに写真で気が付き、ぎょっとしたので反省してます。勘を取り戻さなければ(^-^;
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