夕食時、テレビを見ていたらグルメ番組で、あのホルモン千葉 東京渋谷店を紹介しているじゃないですか あー、ますます混雑しちゃう 東京に上陸して早2年近くなりましたがまだ行けてません
なぜならとってもおいしいけど、ある意味ハードルが高い店なんですもの
出逢いは2008年11月、京都取材で10日間滞在した時のことです。以前から気になっていた木屋町のホルモン千葉 京都本店に参りました。当時は、ここだけの営業なのでシンプルにホルモン千葉だけのネーミングだけだった気がします。
以降、月日を追うごとに京都に行く機会が増えていくのですが、なかなか行けないんです。過去3回の出勤率。でも日本一好きなホルモン屋
その理由となるハードルは……先に言っちゃいます。臭いなんです 私は千葉臭と呼んでいます。
ハードルを積み上げる要因は幾つかあります。まず人気店で予約は取れず並ぶしかない。開店前後から当然行列ができています。そのためまず時間が読めないネック。
次が千葉臭。ホルモンを焼く煙の中、素敵にスモークされ、洋服は勿論、靴もカバンも、ランジェリーもぜーんぶ千葉臭。店内に常備されていうる上着カバーや手回り品を入れるビニールをもってしても敵いません。そして、なによりニンニクたっぷりでおいしいけど、匂いが残る。軽く2日は胃と腸、いわゆる私のホルモンが臭う
そんな訳で京都に基本取材に行く私は全ての条件をクリアできる時でしか千葉に行けないのです。
とはいえやっぱり行きたい。だっておいしいんだもん。残念ながらまだ渋谷店に行けてないので京都本店の写真でご紹介します。
ホルモン千葉といえばカウンタースタイル。メインは千葉コース(1人前 2800円)。肉汁口のついた特製鉄板。コースで出されるホルモンに合わせてタレが変わり、すべて店員さんが、ちょうどよい加減で焼いてくれます。
まずはコク塩タレ、ニンニクきいてて旨味タップリ。赤(中落ち)、マルチョウ(小腸)、アブタン(舌)、ツナギ(首)、タンコリ(喉)。すべて新鮮なのですが中でも、ワタシ、マルチョウというものがこんなにおいしいものだと初めて知りました。他所で食べても、これを越えたことはないんです。しかも出されるホルモンの食感も計算されてて絶妙な順番で出て来るの。
次は黒ダレ。アブシン(心臓)、ホホニク(コメカミ)、ホソ(小腸)、アカセン(第四胃)八丁味噌やフルーツの香りが良く風味抜群のタレ。
〆は全ての旨味がとけ込んだ黒ダレで食べる焼きうどん(もしくは焼きそば)
文句なし、ホルモン道の芸術みたいで感動のコースなのです。個人的には濃厚なタレを受け止める太めのうどんがおススメよー。
今ではもう禁じられてしまったレバ刺しも当時は食べたっけ(涙)。
今も覚えているのは食事をしながらお客さんたちが皆、笑顔だったこと。行列でなかなか入れなかったというのに機嫌を損なうことなくニコニコしながら、「おいしい、おいしい」と口々に言いながら和やかに箸を運ぶ。当然のような光景でいて、実は少ない気がします。
そうそう、こちらのサイドメニューの特徴は、なんでもデカい(笑)。烏龍茶もジョッキ。
ご飯はなんというか、ご葬儀の時の御供え飯のようにてんこ盛り……。ひと目みるなり苦笑する盛り加減も魅力です。
さて、私からのホルモン千葉攻略法を伝授(大げさ)。まずはすべて洗える衣類、身の回り品で挑んでください。バッグも洗濯できるトートなどがおススメ。皮製品は臭いが取れにくのでお財布もなるべく避けたい。お金を小袋にでも入れて出かけてください。そして家に戻ったら速攻洗濯→お風呂。口臭は防ぎようがないので覚悟していくか、誰にも会わないで済む週末にでも。
そこまでしても食べる価値ありなのだから、ますます悩める ホルモン千葉、LOVE
ホルモン千葉 京都本店
京都府京都市下京区木屋町通四条下ル斎藤町123 西石垣会館 1F
電話:075-352-6162
営業時間:17:00~24:00
定休日:月曜日
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