韓国思い出しブログ・パート2。清州本家の絶品カルビスープに続きチョルチョルホットクをご紹介します。
ガイドブックには載っていないおススメのカルビスープは以下よりご堪能ください。
忠清北道西部にある清州市を代表する庶民の台所、ユッコリ総合市場。
その一角に쫄쫄호떡(チョルチョルホットク)というお店があります。清州に実家のある友人のチョンミン。市場に買い物に来ると必ず食べていたというおいしい名物ホットクを食べさせたいと案内してくれました。
その見かけは大振りのお煎餅(笑)。
周りはカリカリ。噛むと甘~いシナモンシュガーがとろ~り。実はそれほどホットクが好きではないので期待してなかったんですが……予想を裏切り、とってもおいしかったんです
ホットクとは韓国の言わばおやき。鉄板に油を敷き、焼き上げたものが主流ですがこちらは揚げホットクなんです。
小さく白いお饅頭状の種を油に入れホットクヌルゲという押し器で押さえつけ、平たく伸ばします。よくテレビや雑誌で取り上げられ、みなさん遥々食べに来るほど人気のお店なのだとか。そこで市場を取材がてら観光していた我々は早速、取材スタート。たくましいでしょ?(笑)。
幸いこの時は日暮れ時で観光客の姿もなく、お話しを聞くことができました。
おいしさい理由のひとつは、新しい油を惜しげもなく足していくことにあります。
2011年当時は700ウォンでしたが現在は1000ウォンに値上がりしたようです。それにあの頃はウォンがもっと安かったんですよね。1枚60円以下じゃなかったかしら。
できるとあっという間に売れていく。行列こそありませんでしたが、途切れることなアツアツのホットクを皆さん求めにきます。中は薄く空洞ができ、カリカリ、パリパリの生地はトック(お餅)というよりパイっぽいなと思いました。ホットク好きの方、まだ食べたことのない方にも食べて欲しいお菓子です。
カルビスープも然り遠出をしてみると思わぬ美味や発見に出逢います。ソウルはなんでも揃う便利な土地ですが、そればかりがすべてじゃない。また仕事柄、各国の美味、贅沢な一品にも出逢う機会は多いものですが、食べて感動したり、また食べたいと思うものって実はそう多くないように思います。他にも慶州で飲んだカボチャのシッケ、扶余の栗マッコリ……、忘れられない味が沢山あります。そういう記憶を積み重ねていけるのが旅の醍醐味であり、旅をする理由です。
……とおいしいけど、見た目は味気ない画像が続いたので(笑)、ユッコリ総合市場を写真と共にご紹介。大都会ソウルと違って物価も安く場内も広い。
旅に出ると必ず行きたいのは市場とスーパーです。
その国の食文化を通じて風土や経済を知ることができます。
シンクンジョン トッチッというチェーン店のトック屋さんにもお話しを伺いました。
トック、わたし大好きなんです 韓国を旅していてお店を見つけると必ず覗きます。
オヤツやお祝い、節句、様々なシーンに必ず登場する餅菓子。
種類も様々でホットクや韓流ブーム以降、馴染み深くなったトッポキというコチュジャンで甘辛く炒めた屋台メニューもそのひとつ。
日々のオヤツ、韓国伝統茶のお供でもある油菓(ユクァ)も並んでいました。わたし、韓菓(ハングァ)と呼ばれる伝統菓子の中で一番好き。
米粉を蒸して作り、甘くない小豆をサンドイッチにしたシルトックも好き。以前、レシピ本を見ながら自分で作ってみましたが上手く蒸せず失敗した思い出があります
大手だけあって店頭だけでも種類が豊富。こちらは秋夕(チュソク)の餅菓子、ソンピョン(松餅)。松葉と一緒に蒸したトック。
素朴な丸い形や秋夕にちなんで半月形もあり、色味も様々。
「虹のトック」の意味のムジゲトック。見かける度、チマチョゴリの色合わせに似て、韓国らしい色合いだなと感じます。
他にも薬飯(ヤッパッ)や韓菓を詰め合わせにしたお祝い菓子など、じっくり見て味見したい商品が並びます。機会があったらそれぞれ写真を撮ってその伝統や作り方を取材したいものです。
店々を訪ね歩き、時にソウルフードを食べ歩き。気前よく試食させて頂いたりしました
地方の市場の空気ってまた独特なんですよね。そうした瞬間を体験できたことが貴重でした。
そうそう、この時、友達へのお土産に韓国の定番、アルミのラーメン鍋買ったのを思い出しました。懐かしいなぁ。
それにしても、旧ブログを見たら今も昔も選ぶ写真がそう変わらないことを再認識
では清州を訪ねたらぜひ、ユッコリ総合市場とチョルチョルホットクをお訪ねくださいね。
쫄쫄호떡(チョルチョルホットク)
住所:충청북도 청주시 상당구 남문로2가 85
電話:043-221-2208
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