久しぶりの投稿となりました。
3月から少しずつですが執筆を再開。そして、大好きなこの季節に取材や旅を再開することになりました。書けないから書きたくないへ。さらに毎日ホテルで目覚めることが幸せだったはずなのに試泊も苦しくなって。特技、仕事。趣味、仕事だった自分も居なくなっていました。ですが、幸いにも人に助けられ支えられ、ゆっくりですが歩き始めています。
勇気を持って気持ちを固めると、嬉しいことに旅の神様が再び降り立ってくれたのか、次々に国内外からオファーを頂戴しました。近年、旅のために生き、ホテルや観光と向き合ってきました。そのご褒美をいただいている気分です。
ありがとうございます。
無理せず頑張りすぎず、楽しく旅に戻っています。
そんな始まりに、長いお付き合いとなる神社本庁より第22回伝統文化セミナー「初めての・改めての伊勢神宮~受け継がれる式年遷宮~」にお招きいただきました。
パンデミックを挟んだこともあり、久しぶりの参拝。最後に参拝したのは皇大神宮別宮 瀧原宮(2019年だったような?)でした。ずっと、伺いたいと思っていたのですが、この4月、敬宮愛子内親王の伊勢神宮参拝のご様子に見惚れ。想いは高まりました。
すると、よほど強く願ったのでしょうか。ご案内いただきリ、ハビリを兼ねた久々の出張に。とても良い皮切りだと感謝しております。以前は定期的に行われていた、この大人の一泊遠足。お懐かしい皆様も半数ほどご参加で、嬉しく再会を果たしました。
この度は、天皇陛下による第六十三回式年遷宮の御準備開始となる、4月8日の御聴許を受けて開催。伊勢の神宮が御聴許 1か月後にメディアを招き入れ、周知を広げたいと企画されたとのこと。大変、光栄で貴重なお時間を頂戴しました。
全国より20名のメディア、ジャーナリスト、ライター他が参加いたしました。まず初日、外宮の御垣内特別参拝。せんぐう館の見学や夕御饌までご案内いただきました。加えて神宮司庁広報室次長参事、音羽様のご講義を頂戴し次の式年遷宮の予習。前の式年遷宮がついこの間のようなのに、もう準備が始まろうとしているという。時間が過ぎる速さに眩暈が。あと9年、まだ9年のご遷宮。伊勢の神宮ならではの祭祀に使われるご神宝の手法もせんぐう館でご説明していただき、伝統的な手法や職人さんの技が感じられ勉強になりました。
もちろん、ご当地グルメも。昼は地元の名物、手こね寿司、伊勢うどん。夜の懇親会では、魚介三昧で美味でした。これぞ旅の醍醐味。
2日目は、音羽先生おススメのおかげ横丁の『豚捨』で牛丼の上と名物のコロッケ。この牛丼、お目にかかるのは初めての濃い色合い。確かに味付けは強めなのですが、お肉は思ったほどシツコくありません。結局、ペロリと完食。
デザートは、もちろん「赤福氷」。夏場、参拝でクタクタになった時の清涼剤となるかき氷。あら、嬉しや。
前日は、1万歩オーバ。よく歩きました「でも、明日は、この三倍歩きます」と恐怖の発言があり。それでも、1.5倍くらいだったと思います。
内宮・正宮の御垣根参拝ということでまず、外宮は洋装の礼装、内宮は、紋付江戸小紋に宝尽くしの帯にしました。
内宮外宮共に特別参拝のドレスコードは、ブラックフォーマル。女性の場合は、礼装、または準礼装とのこと。入場の際に服装チェックがあり、不適格だとお参り不可というルールもあるとか。黒のフォーマルが基本。カジュアルな服装、スニーカーやサンダルNG。ミニスカート、バルーンスカートも禁止。男性のきものは長着は羽織を着ててもNGで袴着用など。調べれば調べるほど、ルールが多い。ならば両日きものにしようと思ったものの、朝が早い上に移動が長く、初日は無理をせず洋装にしました。
さて、2日目は内宮及ぶ別宮をピンポイント参拝。初めての美術館、農業館、突如森の中に現れるベルサイユ宮殿こと神宮徴古館といった今までのお参り&物見遊山では見たことがなかった関連施設を見学。
また、立ち入り不可、撮影不可の場所にもご案内いただき、音羽先生ならではの濃厚な講義を拝聴。正宮参拝前には、御神楽も賜りました。この素晴らしい体験を9年後の式年遷宮のお役に立つ情報として随時発信していきたいと思います。
両日共に五月晴れ。三重は湿度が低くて過ごしやすい上に山笑う景色が見られて幸せでした。お迎え、ご案内いただいた神宮の神官の皆様。神社本庁の皆様、ありがとうございました。
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