立春のお参りに引き続き、春節も待乳山聖天に参拝しました。
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先週のお参り、待乳山聖天については以下をお読みくださいね。
今回はアクセスを少し変えて。6日は浅草駅から徒歩。隅田川寄りの314号線を歩きましたが今回は都バスを利用してみました。二駅なのであっという間(笑)。
◆東武浅草駅/銀座線浅草駅から都バスを利用する場合
・都営バス東42甲利用 浅草松屋前より南千住行「隅田公園」下車 大人:210円
・都営バス東42乙利用 浅草松屋前より南千住行
「リバーサイドスポーツセンター」下車 大人:210円
・循環バス北めぐりん利用 浅草松屋前より「隅田公園」下車 15分間隔 大人:100円
まだ冬の色と匂いの残る夕方。
東側から境内へ向かうと池波正太郎先生の生誕地碑があります。
お寺の南側、旧東京市浅草区聖天町61番地が池波先生の生家という所縁。
しかし誕生した9月に関東大震災が起こり、生家は焼失。とはいえ少年期、青年期を台東区で過ごしたといいます。小説の中にも度々登場し「大川と待乳山聖天」というエッセイ中には「生家は跡形もないが、大川(隅田川)の水と待乳山聖天宮は私の心のふるさとのようなものだ」と記しています。改めて池波作品で描かれるこの界隈を読んでみたいと思いました。
境内横には人力車のえびす屋さんの車が止まっていました。観光コースにも含まれているんですね。お嬢さん方を案内する俥夫のおにいさんたちの姿が。そして初めてHPを拝見したのですが俥夫リストがあるんですね。指名もできるのかしら 英語が話せる方の表示もあって海外からの観光対応もさすがバッチリ
さて今回はご祈祷、参拝のみの目的でしたので時間が少し避けました。少しゆっくり、お庭や境内を散策。江戸時代の名残りを残す築地掘、寺務所脇の庭園、宝篋印塔等を拝見しました。
さて今回は浴油祈祷(よくゆきとう)のお申込みも兼ねています。この聖天さまによる浴油祈祷、大変お力があると評判。心願成就、商売繁盛、家内安全他のご自身のお願いを7日間毎朝、浴油による祈祷を行います。開始日の指定もでき、守札、お札は7日後結願後、本堂で授与、もしくは郵送して頂けます。7日間のご祈祷で3,500円、送料は500円、寺務所で申込みできます。
境内には願いの叶った方が寄進した大きな「心願成就」の碑があり、お力の偉大さが感じられます。祈願する7日の間に願いが叶うという評判もあり、半端な、決意のない願いは危険とまで言われるのだとか。まるでバンコクのターオ・マハー・ブラーマのようです。
浴油祈祷とは聖天様を供養する修法。人間が持つ欲は罪や災いをもたらす種。そこで聖天様に願いを叶えて頂くことで「むさぼり」の心を取り除くというもの。成就された方用に今度はお礼の気持ちを伝える法要も行われています。
【後日談】
7日間の祈祷後、翌日の午前中にはお札が送られてきました。
浅草 塩埜の御供物、葛湯付き。
時節柄、葛湯が沁みました
ご本堂に大根をお供えしてお参り。今年は野菜が高騰していますが、境内で授与される大根も先週から100円高の400円。時価ですね 遅い時間でしたのでお下がりの大根はすでにありませんでした。残念。
こちらはかつての神仏習合の名残りを残すお寺。そのため額には聖天宮と書かれています。聖天さまもそもそもはヒンデゥー教のガネーシャに由来するので神を祀る「宮」は相応しく感じます。宗教文化オタクの私も、日本では寺(仏教)より神社(神道)の方を好みますので、こちらを好きな要因のひとつに思えます。今のご住職のお若い頃は二礼二拍手一礼の参拝方法だったそうですよ。
立春詣でに伺ったというのに頂かなかった節分札も頂戴しました
そして、おみくじ
初めて伺って気持ちよくお参りし凶を授かった時は少し驚きましたが旧正月も明けてリニューアル 勿論、引く意志満々。
そしてまた凶だった……。
まだまだノビシロ、あるらしいです(笑)。そして常になんらかで引きのいい自分を褒めてあげたい
しかも七十番凶から六十九番凶とひとつ刻みの引き寄せ。ありがとうございます こちらは凶をバンバン出すことで知られる浅草寺一山。ご本山に引けを取らない歯に衣着せぬストレートさ、素晴らしいです。こうなったらここで何回凶を続けられるか挑戦してみようかと思い検索したら、5回連続引かれた方がいるとか。ハードルが何気に高い
出世観音様(写真は前回撮影)にもお参りして帰路へ。
心願成就を目指す方、ぜひご参拝、浴油祈祷を。
待乳山聖天 本龍院
東京都台東区浅草7-4-1
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