昨年のオープン以来話題の築地本願寺・カフェ Tsumugiで朝ごはん、頂いてきました
心落ち着く特別な時間を提供したいという築地本願寺の願いから生まれたカフェスペース。仏教や浄土真宗にちなんだお食事メニュー、築地場外市場のお店のおつまみ、オリジナルのブレンドティー他を揃えた和カフェです。運営はPRONTO。カジュアルな雰囲気ながらもまさに寺時間を満喫できるお店です。こうした取り組み、素晴らしいと思います。
勿論、お寺ビュー。新しい朝の始まりに相応しい空気。
敷地内のインフォメーション棟の一階にカフェがあります。オフィスショップやブックセンターなども入っています。
朝ごはんは8時から11時。オープン時、話題となった名物的な朝食セットが18品の朝ごはん(税別1800円)。温かいかぶせ茶か冷たい深蒸し茶がついてきます。わたしはかぶせ茶をチョイス。白粥とお味噌汁とおかずを合わせて18種類。阿弥陀如来の四十八願の根本の願「第18願(本願)」が起源だそうです。
しゃれたマグタイプのカップ。ニクイなー。
お食事は小皿タイプなんですぐに出てきました。壮観
かわいい小鉢に色とりどり、ちょこちょこ入っているのが心をくすぐりますし食欲がわきます。お上手なプレゼンテーション。
ご飯は白粥。イクラと湯葉を入れて。
味は正直、普通です。私が「普通」と評価する時は「おいしくもなく、まずくもなく普通」ということ。見た目はいいですが並べただけ感が強い。玉子焼き切って、築地の佃煮小皿によそりました、だけ。プロントということで真偽はともかくオートマチックに袋から出して並べて置いてあった感じが伝わってきてしまう。これで1,000円でしたら朝からコスパよく気分よくですが1,800円となると、ちょっと取り過ぎ。
また食べたいなー、ここでしか味わえないなというポイントがないので、一度頂き写真を撮れば満足なだけのメニューで残念です。お粥がおいしい!というだけでもいいんですね。名店のなになにが入ってるからという理屈より味です。いわゆるインスタ映えを狙っているんでしょうか。近頃ありがちな見栄えが良ければ話題になり一度は来てくれるという発想にプラスαが欲しいところ。お若い世代には少し高い値段。我々世代ならこの価格にプラスしてホテルごはんを頂きたい中途半端さ。その点、2番手の築地のお寺の朝ごはん(日本茶付き 税別750円)が無難でおススメ。
京都の伊右衛門カフェに似ているんですよね。雰囲気や提案が。しかしご観光のプロ「京都」にあり、飯やお茶がおいしい伊右衛門カフェには及ばずというところ。お茶はどのタイミングで茶葉をあげるのかなどのレクチャーも運んだときにあればいいと思いました。
とはいえ仏事ではなく築地本願寺に行きたいと思わせてくれる空間であるのは確かです。
日比谷線1番出口すぐというロケーションもいいですね。ちょっとした打合せを兼ねてカジュアルにお食事&お参りという気分にさせてくれます。ドリンクなどテイクアウトもできるのでお気軽にご利用ください。褒めているような褒めていないような(苦笑)。
築地本願寺カフェ Tsumugi店
東京都中央区築地3-15-1 築地本願寺インフォメーション棟
電話:03-5565-5581
営業時間: 8:00~21:00(L.O 20:30)
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