2012年のタイ取材の折、メディカルスパのドクターたちに「カフェイン摂り過ぎ」と叱られて以来、ハーブティーを取り入れるようになりました。コーヒーを適度に飲むと健康を助けるという説がありますが、一方で「お茶」と称してコーヒー、紅茶、煎茶、抹茶など様々な飲料を飲む日本人はカフェイン摂り過ぎの傾向にあるそうです。
また最近は4つ星以上のホテルが独自で選んだブランドやオリジナル製品に力を入れていることもあり気になるようになりました。そこで帰国後も色々試しています。最新入手はPukka(パッカ ハーブス)。イギリスのオーガニックハーブティです。先日『アジア旅を愛する大人のWebマガジン Voyager』に掲載したザ・ポッティンジャー香港で出逢いました。ホテルにはナイトタイム、ラブ、イングリッシュブレックファスト、ルイボス & ハニーブッシュが置かれていました。
【Asian Journey2-12】 ラブリー&ラグジュアリーで大人を虜にするブティックホテル ザ・ポッティンジャー香港 ~Voyagerホテルセレクション~
私は初見のブランドでしたが帰国してから調べたところ日本にはすでに上陸済みでした。そこでAmazonでお取り寄せ、夜Amazon primeで頼んで翌日午後届く幸せ
試飲程度はしていたもののまだ味や風味の全体像が見えないので4種(ラブ、レモングラス&ジンジャー、エルダーベリー&エキナセア、スリーミント)ティーバッグ10個入りのセレクションボックスにしました。そしてなによりパッケージセンスが高く、どれも可愛い、色が綺麗
パッカの最大の特徴はオーガニックで製法されたハーブで作られているということ。製品はソイルアソシエーション(英国土壌協会)の基準に準じていて、また香りは人工的な香料ではなくドイツで製造されているエッセンシャルオイルを製造過程で噴射しています。そのため、一般的なフレーバーティーのようなパンチはありませんが、その分、尖った癖がありません。
pukkaとはヒンディー語で本物、正真正銘、一番の品質という意味で商品はそれぞれアーユルヴェーダや西洋ハーブのスペシャリストであるセバスチャン・ポール氏によりテーマ性があり目的別のブレンドがされているのも特徴です。
たとえば私がザ・ポッティンジャー香港で知ったブレンドのひとつ、ラブ。あふれる愛とやさしい気持ちが解き放たれるブレンドで有機ハーブ:カモマイル、ライムフラワー(リンデン)、エルダーフラワー、マリーゴールド、リコリス、ピンクローズ、ラベンダーを配合。「LOVE」と名のつくフレーバーティーは情熱のある香りの強いものが多い気がします。しかしpukkaが表現するともっと静かで穏やかな愛情に変わります。
総じて一般的な香料に慣れていて刺激の強い香りをお好みの方にはpukkaの製品はどれも物足りないかもしれません。
ティーバッグは無塩素漂白。ウッドパルプとアバカ(通称マニラ麻)から作られています。糸は認証を受けたオーガニックコットンで止め合わせる針は使っていないため、錆、誤飲などもありません。
日本のオーガニック基準はある意味相当アバウトで欧米に比べてかなり劣るのですが、基準値の高いヨーロッパ圏の細部にこだわる、こうしたブランドを知るととても勉強になり、考えさせられます。ぜひお試しください。
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