楽しかったなぁー、香港参拝三昧。すでに帰国しておりますがとても充実していて、そしてリラックスできた旅でした。
慈山寺からMTRで黄大仙駅へ。
B2出口の階段を昇って行くと、外はどしゃぶり。そんな時は焦らず雨宿り。タイや香港の雨季を旅しているうちに随分、気が長くなりました(笑)。彼らはけっして焦らない、急がない。それに習えばいい。しばらく待てば雨は必ず止むのですから。無理して出て行けば当然濡れ、そのあと冷房の利いた電車や施設に入れば冷えて間違いなく風邪を引きます。
空が明るくなり、雨上がりの嗇色園黃大仙祠へ。まだ傘の花が僅かに咲いています。名前にある「嗇」は浪費せずに節約せよ、物を大切にせよという意味。「色」は欲を表すのだとか。
門の前に狛犬のようにいる龍。
みなさん、やらたと撫でてます。きっとご利益があるんでしょうねー。でも、私、皆さんが触るものには触れません。様々な気に障りますから。
ご本殿。
絡みつくような湿気に乗り、霧のように煙るお線香。
御祭神は病気治療と占いの能力を持つという晋代中国の仙人、黄初平。香港最大の道教をお祀りするお宮であり、仏教、儒教も習合しています。黄初平は求めれば必ず願いが叶う「有求必應」を説いたことから嗇色園黃大仙祠は誰の願いでも叶えるお力の強いことで広く知られています。
お線香やお供え物は祠の前に出店があるので、お参りの際は予め求めておくといいですよ。境内では売られていません。
お線香、湿気止めなのかコーティングされているものもあり、なにかと火が付きにくいんです。
境内の右手には「点香区」という火を着けるスペースがあり、道教の学士でしょうか、油灯を掲げて並んでいます。
参拝の時は、お願いごとの前に自分の住所、生年月日、氏名をお伝えするのが中華圏共通のセオリーです。
本殿の左側にも祠があります。気になる神様がおられたらお参りしておきましょう。
こちらは地元の人からも篤く信仰される場所であり、香港らしい風景を目にすることができます。
将棋をやってるおじさんたち。好きなんですよね、こうしたアジアの風景。
よく当たるおみくじでも有名。占いは苦手だけど自分で引くおみくじは信じます(笑)。
そして、皆さんもガチです!
この棒状のおみくじ、引くのがなかなか難しい。ガチャガチャと振っているうちに全部出てきて落としてしまったり←経験者
でも、この時は黄初平様がすんなりと引いて示してくれました。仕事運をお尋ねしながら振りました。
境内の奥には100軒以上の占い師が軒を連ねるエリア。いずれかを選び、おみくじの番号を伝えると解説してくれます。40HKD也、約670円。日本語の出来る占い師さんもいますが語学力はマチマチだとか。ここも運試しですね(*^^)v
私が引いた「六十四」。すると??
中吉、仕事、今ハ少シ苦シイ。
気ノ合ワナイ仕事ノ相手ガイル、チョット悪イ人イル、用心スル。
9月末マデ気ヲ付ケル。冬カラ上リ坂。良クナル❤
あ、日本語で解説して貰ってます(笑)。
当たってるんじゃない!?
それにそうなのよー、今は少し、なにかと苦しいの。
しかも一番苦しいところ、ストライク。
さすが霊験あらたか嗇色園黃大仙祠です。思わず苦笑のお言葉頂きました。ありがとうございます。秋までに辛抱。切磋琢磨して頑張ります。
嗇色園黃大仙祠
九龍黄大仙竹園村二号
2 Chuk Yuen Village, Wong Tai Sin, Kowloon
開門・閉門時間;7:00〜17:30
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