私はお土産や手土産を選ぶのがとても好きで、贈るときにもっとも幸せを感じます。差し上げたい方のことを思い浮かべ、喜んで頂くために時間を作る。「ご馳走」という言葉の語源と似ていると思うのが『贈り物』です。また作り手の想いも感じたいと思っています。
昨年はそうしたお品を紹介しようと1月のお年賀に始まり6月までお菓子をご紹介させて頂きました。その後、なぜ途絶えたかというと毎月、時に月に2回となった海外取材の影響 前半は和菓子でしたが後半はタイ、香港、フィリピンのお土産攻撃になってしまいました(苦笑)。
改めて記事を移管してきましたので再度ご紹介させて頂きます。年末年始にwebを見ていたらおススメのお菓子の記事とちょっとかぶってて、それはそれで時代や皆様のニーズに合っているように思え嬉しいものです。
セレクトのこだわりやポイントはまずおいしいこと。見た目や色も大切にしてます。そして縁起菓子的な要素も忘れません。なにかを差し上げる時は「お福分け」の気持ちが大事。頂いたものに関しても仕事柄、シビアな目と舌で判断します。
お気持ちは嬉しいですが「デパ地下に行ってなんとなく良さそうなので買った」など意図のないもの、使いまわしや”とりあえず”のいい訳を付けられたお菓子はひとめでわかりますし、記憶に残りません。
季節感を重視するので予めwebでリサーチする際のワードに季語や季節も重要。日本のお菓子の素晴らしさは四季の美しさを食で繊細に表現しているところですから海外にも持っていきます。
また馴染みのお店には頻繁に顔を出し新商品、新入荷をチェック。また評判を聞きつけると仕事の合間に視察にいきます。全国のお菓子が集う三越の菓遊庵の製品はお買い物しやすいですし「当たり」の商品が多いと感じています。
当たりという点ではホテルのパティスリーも間違いなし。
何度も言いますが職業甘党なので、ただ甘ければいい、甘いものを食べていれば満足などとは一欠けらも思いません。おいしいものしか食べたくない。そのため予め買い求め試食してから贈り物にします。それなりに審美眼は磨いてきたと思うのでイチかバチか、評判で買うこともありますがまず味見をして”私が贈りたいもの”であるかどうかを確かめます。
なぜならー。
おいしかった
嬉しかった
驚いた
また食べたい
私も誰かに差し上げたい
ーという言葉とキラキラ光る眼を見たくて吟味しているから。
また差し上げる際にできるだけお手紙やメッセージを添えるように心がけています。それらが私の様式美
では以下より、クリック
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