ザ・ペニンシュラホテルズのプロパティに泊まる醍醐味のひとつが『ペニンシュラアカデミー』。各9施設が所在都市を中心に提案するいわばカルチャー体験です。
すでに10月に当ブログでご紹介しています。
『ペニンシュラアカデミー』は、その土地の文化、歴史、ライフスタイルをペニンシュラならではの視線と切り口でフューチャーする特別プログラム。街歩きやパックツアーに含まれる観光では得られないプランが用意されています。そのスペシャルパッケージの内容の濃さ、有意義さには触れる度にドキドキワクワクします。
ラグジュアリーなトゥクトゥクでバンコクの食文化を見学
初めての体験は2012年ザ・ペニンシュラバンコクのクッキング教室でした。ペニンシュラグリーンに輝く特製トゥクトゥクに乗って市場を見学、戻って『ティプタラ』でタイ料理を教えて頂くメニュー。このトゥクトゥク、ただ美しいだけじゃないんです。なんとWi-Fi完備。トゥクトゥク界のメルセデスベンツともいうべきセレブ感(笑)。
チャプラオヤー川添いにあるレストランのテラスで5つ星ホテルのシェフに前菜からデザートまで4品を教えて貰え、受講証書や非売品のロゴ入りエプロン、スパイスなども貰えちゃう。勿論、作ったメニューはランチに頂きました。
マニラを代表するアート、ファッション、インテリアに触れる
さて今年10月、ザ・ペニンシュラマニラで体験した『ペニンシュラアカデミー』は『マニラデザイン:アートとファッション体験』(1名PHP50,000~4名PHP80,000/税金、往復の交通費、食事代含む)。現代のフィリピンのアート、ファッション、インテリアのギャラリーやアトリエを訪ねるシティツアーです。
ペニンシュラのアイコン、ページと呼ばれるスタッフの案内で『ザ・ペニンシュラアカデミー』に出発。通常はBMWなのですがフィリピンの象徴のひとつ、ジプニーもオーダー出来ます(料金はお問い合わせください)。この”ジプニー”とは小型貨物自動車を改造した乗り合いタクシーのことなのですがペニンシュラの手にかかると高級ジプニーに変身! すごーい。先ほどのトゥクトゥクといい、ペニンシュラ流の遊び心とアレンジ力に圧倒。これならば乗りたい。
最初からインパクトを与えてくれるツアーの行先はマニラ市内にあるアメリカの統治時代の住居跡が残されるエリア。まずはアート界を牽引するアルベルト・アヴェラナ氏のアヴェラナ・アート・ギャラリー(Albert Avellana Art Gallery)を訪問。このツアーではご本人たちに出逢えてしまうのが特徴です。
アヴェラナ氏曰く、現在のフィリピンは経済状況が安定し教育制度の向上、芸術への支援も高まったことにより、アート界もまたブームを迎えているとか。また絵画や彫像他、素材感や趣を大切にする傾向が高く、フィリピンならでの風合いを持つのが特徴。
さらにファッションデザイナー、ヘスス・ホヒエ・リョレン氏のアトリエ、J. Lloren Fashion Design。クラッシックスタイルのドレスが素敵。
このエリアは公道に面しておらずクローズされたエリアであるため、とても落ち着いています。そこにアーティスティックな雰囲気が加わり、どこにいるのか忘れてしまう程。芸術の静かな坩堝といった印象です。
ウェディングドレスやパーティドレス他、マニラのマダムが熱狂するファッションを間近で見せて頂きました。勿論、オーダーすることも可能。この機会にフィリピンのモードを手に入れる事ができます。
さて、最後はインテリア。インテリアデザイナーのエリック・パラス氏のショップ、A-11を訪問しました。こちらは作品の展示だけでなくショップになっていて食器や雑貨、家具などを購入することができます。
こうしてまだ日本では紹介されていないギャラリー、アトリエ、ショップを訪問し、最新の文化を生み出す先駆者たちとお目にかかることができました。
この素晴らしい出逢いにはザ・ペニンシュラブティック&カフェのペストリーやドリンクがセットされていて、お話の合間にページがサービスしてくれます。
またザ・ペニンシュラマニラの『ペニンシュラアカデミー』では、フィリピンの手作り刺繍アートを生み出すデザイナーを訪ねる『バーダ(Burda):フィリピンの手作り刺繍アート』やサンチアゴ要塞といった歴史的な建造物をその道の研究家と共に巡る『マニラの最古の地区:旧城壁市街ツアー』他、知的でラグジュアリーなツアーの数々が用意されています。
ぜひご宿泊の際にご体験ください。
The Peninsula Manila(ザ・ペニンシュラマニラ)
Corner of Ayala and Makati Avenues, 1226 Makati City, Metro Manila, Republic of the Philippines
+63 2 887 2888
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