速いのか遅いのか。
明日で恩人、川島なお美さんが亡くなって一年になります。
思い出すもの。
曼珠沙華、ダリア、長野県姨捨で観た仲秋の名月。
この1年、毎朝「なお美さん、おはよー」と呼びかけ、彼女のためのキャンドルを灯し、お香を焚くことを繰り返してきました。「あ、こんな時、なお美さんに叱られちゃうな」って思うことがあると「ダメじゃない、泉美ちゃん」ってあの声が聴こえてくる気がします。
とはいえ、まだその死を受け止め切れてない。なお美さんが旅立ったことが現実に思えない1年でした。
だからまだ「さよなら」が言えてない。時間が止まり、当時頂いたブログのコメントやメッセージにもお返事できないままです。死というものは幾度出逢っても慣れることは出来ない。悲しむのを止められないものです。
この写真はパリのネオビストロ『ル・ブルー・ノワゼット』でランチをした際に撮影しました。とても気に入ってます。シャッターを押す瞬間、消したはずの火が燃え上がったのは、なお美さんのまばたきに違いありません。
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