ホテルがいっそう輝く、クリスマス。シャングリ・ラ ホテル 東京もまた美しいデコレーションです。
今年はご縁ありまして香港を拠点に展開するシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツのホテルを2か所、取材させて頂きました。まずは7月、ケリーホテル香港。『ケリーホテル』という新たなブランドは2011年の上海、北京に続き、本年2017年に香港に開業したばかり。
ビクトリア湾に浮かぶ、美しい風景と佇まいのホテルでした。
そして、10月のフィリピン、エドサ シャングリ・ラ マニラ。
そしてクリスマス、ここシャングリ・ラ ホテル 東京に参りました。移動も旅行の醍醐味ですが都内のホテルはステイに集中できる分、疲れが癒せて好き。とくにこちらは東京駅に隣接する丸の内トラストタワー本館にあるのでアクセス、最良です。
「シャングリ・ラ」とは1933年に出版されたジェームズ・ヒルトンの伝奇小説『失われた地平線』の舞台となった伝説の地に由来。創業は1971年。東京は2009年に開業しました。
そして2017年11月にはザ・ブティック by シャングリ・ラが1階にオープン。
シャングリ・ラ ホテルの香りの象徴『シャングリ・ラ エッセンス』といったアイテムやオリジナル・スイーツが販売されています。
クリスマスケーキは新作を含め6品。ショーケースにはカプチーノ、ストロベリーショートケーキ、モンブランが並んでいました。
またオープンに合わせて3つの新作のスイーツも登場、シャングリ・ラ 特製カステラ by 文明堂、マンゴージュレ、メロンジュレの杏仁豆腐。
中でも人気はドイツの伝統菓子ベルリーナ。
ドイツ風の揚げパンだそうでもっちりとした食感、可愛い色味も人気のひとつ。
1階のエレベーター前の誘惑に負けそうになりながら28階のロビー階へ。
内装はハーシュ・べドナー・アソシエイツが担当。またアート作品は館内に2000あり、そのコンセプトは中唐の詩人、白居易(772~846年)の作品「琵琶行」よりインスピレーションを得ているそうです。全部訪ねて廻りたい程、趣があります。
例えばレセプションの壁画で金色に輝き、目を引くのは、Jinli Shen作の「清明上河圖(しんめいかみかわず)」。
北宋の時代に張沢端が描いたの春の賑やかな行事や”清明節”の様子を描いた作品『清明上河圖』を元にしたモチーフの彫刻。その上に施したのは中国の漆塗り職人の家に3,000年間にわたって受け継がれてきた技術。幾層にも漆を重ね最後に24金の金箔を施し、見事な出来栄え。細やかな描写と金の荘厳さに圧倒。そしてチェックイン、チェックアウトの際にうっとりです。
シャングリ・ラのホテル造りには風水が用いられていることでも知られていますが方角、インテリア、アートの細部まで吉祥、繁盛に通ずる気配りが施されているように見受けました。
28階のザ・ロビーラウンジは朝ごはんからカクテルまで1日中利用できる上、マレーシア料理が食べられることでも知られています。夜景を見ながらの夜お茶、眩しい光の中で優雅なブレックファストミーティングなどでおススメ。
今や世界中から注目されている若手建築家、アンドレ・フーによる『なだ万』、これがわたし、お気に入りです。『なだ万』がアンドレ・フーの手にかかるとチャイニーズモダンに変化して、とっても都会的。彼はケリーホテル香港の建築も手掛けていて、そのセンス、才能は目撃済みですが、イタリア料理『ピャチェーレ』同様、洗練されたラグジュアリー感を感じることができました。
お部屋他のご紹介は次回(^^)v
シャングリ・ラ ホテル 東京
東京都千代田区丸の内1丁目8−3 丸の内トラストタワー本館
03-6739-7888
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