2020年、世界中に襲い掛かった新型コロナウイルス感染症に纏わる、噂、感染者への非難・暴言、買い占め、むしろ危険な民間療法のシェア。意味はどうあれ不安感を煽る、品切れ店舗の写真のアップもやめませんか? 目にする度に受けるダメージが大きく、心労になっています。
誰かの不安がさらに不安を膨らませ、コロナによる症状は、実はこうした状況から生まれる集団ヒステリーが本質なのではないか?とさえ、感じるのです。“コロナ”、“自粛”、“外出制限”……。頑張るだけじゃ越えられない壁に日々、ストレスを感じている方も多いはずです。仕事の制限もでて経済的な危機に悩む方も少なくありません。私は、誰もが不安だからこそ、ネガティブな発言は避けたいと考えます。
とはいえ、こればかりは誰も歯が立たない天災。いつまで続くかわからないからこそ、感染源にならないための暮らしと振舞いをそれぞれ気を配り、できるだけ“制限”と考えずに毎日普通に過ごしたい。「楽しむ」ことの制限はされてないんですから。「コロナだから」ではなく「コロナだけど」、「コロナでも」の方が、気持ちが楽になります。「家で過ごす生活」を大切に、収束後、実現したい予定の準備を楽しむ発信を心がけたいものです。
さて、1月出張は名古屋、横浜、京都。2月は沖縄と与論島に行きました。昨年から準備していた3月の海外取材予定は、どうもまとまらないと思っていたところ、結局こんなことに。沖縄取材の後、念願の与論島に立ち寄りましたが、沖縄含めとても良い旅だったのでコロナ禍にあって、記憶を想い返す度に励まされました。
与論島初日、百合が浜へのクルーズとシュノーケリングをしました。海から上がると浜辺に店を出すおばあちゃんたちが「のど乾いたでしょ?」とジュースやお茶、「疲れたでしょう?甘いもの食べて」と黒糖や島バナナをさりげなく無料でススメてくれて断れなくする営業力で、貝殻やアクセサリーを商っています(笑)。
この営業を断れなくなったのではなく、前から大きな貝が欲しいと漠然と思っていたので、すいじ貝としゃこ貝を買いました(笑)。
すいじ貝は、魔除けの御守とされていて現地では玄関に吊るすそうです。「水」という字に似ている故のネーミングに加え、火災除けの意味もあるのだとか。ちなみに鮫の牙にも魔除けの力があるそうですよ。
そのすいじ貝は、硬くて穴をあけるのが難しいので、フレームに張り、百合が浜で拾った珊瑚の欠片、星の砂、太陽の砂、別途買い求めた貝殻のDIYグッズで装飾してみました。手仕事をすると無心になり、達成感を得ることでストレスも緩和します。与えられたおうち時間に普段できずにいることを楽しんではいかがでしょうか。
眺める度に次のリゾート(取材)への想いを膨らませてくれるアイテムができあがりました。とっておきの魔除けはコロナや多くの禍をはねのけてくれること間違いなしです。
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