三賞じゃなくて、四賞!? 2018年角川四賞 贈賞式&祝賀会に伺いました


今年もまたこの季節、角川四賞贈賞式&祝賀会。

2015年からお招き頂いて以来ずっと山田風太郎賞、横溝正史ミステリ大賞、日本ホラー小説大賞の三賞だと思っておりましたが違ってた! 野性時代フロンティア文学賞を入れて4つだったんです。会場に行って知ったヒトは私以外にもたくさんいると思います。受賞者が出ない回に伺っていたので知らなかったんです

場所はお馴染み帝国ホテル。云わば文壇の忘年会。各賞の審査委員を務められている筒井康隆先生、有栖川有栖先生、恩田陸先生、貴志祐介先生、宮部みゆき先生他、人を殺めることを日々考えているミステリ界の大先生たちが勢ぞろい。ありがたやありがたやと毎年拝む(心の中で)。今年は京極夏彦先生のお姿がなくて残念でした

一方、角川文庫&角川映画で育ち、小学校時代から横溝正史大先生のファンだった身としては本年を最後に、ふたつの賞が統合し「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」に生まれ変わるのが、とても淋しい……。

今年の受賞作をご紹介しますね。

■第九回 山田風太郎賞(敬称略)
『宝島』 真藤順丈

選考委員:奥泉光 京極夏彦 筒井康隆 林真理子 夢枕獏(五十音順・敬称略)

■第三十八回 横溝正史ミステリ大賞(敬称略)
大賞 受賞者なし
優秀賞 『人間狩り』 犬塚理人

選考委員:有栖川有栖 恩田陸 黒川博行 道尾秀介(五十音順・敬称略)

■第二十五回 日本ホラー小説大賞(敬称略)
大賞および読者賞 『祭火小夜の後悔』 秋竹サラダ
大賞 『黒いピラミッド』 福士俊哉

選考委員:綾辻行人 貴志祐介 宮部みゆき(五十音順・敬称略)


■第九回 野生時代フロンティア文学賞(敬称略)
『永遠についての証明』 岩井圭也

選考委員:冲方 丁 辻村深月 森見登美彦(五十音順・敬称略)

受賞者は今年全員男性だったんです。加えて意外と年齢高めでホッとしました(笑)。個人的には岩井圭也さんの『永遠についての証明』を読みたいと感じました。 

さて、祝賀会のおもてなしはこちらも恒例、日本で初めて「バイキング」と銘打ち、ご馳走食べ放題を提供した帝国ホテルのビュッフェ。ローストビーフに吉兆のお蕎麦、なか田のお鮨他、和洋中折衷が並びます。





先週くらいからオフィシャル、プライベートとパーティ、忘年会、取材、会食と続き、さすがにもう食べられない名(涙)。贅沢ですが、ご馳走は毎日とか、毎食食べるものじゃないと思う今日この頃orz あかん、舌がザラザラするー。明日から粗食にします。

昨年の模様はこちら。

去年は悔しい(自分に)という感情があったのですが応募していた訳ではありません(笑)。焦ったり出口が見えなくて悩んでいたからせいです。今年は様々な出来事、現実を真摯にとらえ、自分がどうあるべきかを整理できたので、すっきりとした気持ちで出席させて頂きました。語ると長くなるし、事実は小説より奇なりの文学界ネタで勿体ないので、いずれ話せる日に(笑)。



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