ザ・ポッティンジャー香港は香港島・中環(セントラル)、石板街(ポッティンジャー ストリート)に位置します。そして車道側の士丹利街(スタンレー ストリート)沿いには1933年創業、香港の老舗高級飲茶店である陸羽茶室が。この辺りは海老わんたん麺の「沾仔記」などもあり、ローカルフード店が徒歩すぐという優れた立地なのです
◆夜、魅力的なライトアップの店構えを撮影
店舗の内外、古き良き香港の佇まいでとってもレトロ。タイムスリップしたみたいで素敵。旅人の憧れに数えられるのも頷けます。店名の「陸羽」は中国・唐時代の茶人であり文筆家の陸羽にちなんだもの。二階の茶室には彼の銅像が置かれているそうです。見たいわ。
朝7時オープン~夜10時閉店と観光の合間にも立ち寄りやすい比較的長い営業時間です。そして飲茶は朝、お茶を頂きながら食べるのが本場流。常連客らしい方々の予約席もちらほら見え香港の日常が伺えます。
そんな風景を楽しみしつつ、ひとり飲茶にトライ。長年、プライベートや仕事で孤独のグルメしてますから無問題(笑)。むしろ、ひとりでごはんできない人が理解できないです、ハイ。
問題は広東語がまったく理解できない 現在オーダーはメニューにしるしをつける方式と聞いていたので漢字を見ればなんとかなる……と思っていたら、なんと昔ながらの売り子さん方式でした。おかげでまずそれぞれの単価がわかりません。テーブルにそれぞれある注文票にチェックされていきます。
あとから公式HPを見たらメニューが一部掲載されてました。
→ 餐點(メニューを見る)
とはいえ、この光景は風情があり撮影目線ではOKですが、食べたいものが来ないため時間と忍耐が求められます。うー 持ち時間は1時間。タイムリミットがある上、そもそもひとりでは何種も食べられないジレンマの中、何度もまわってくる箱の中を覗いては「いらない」というゼスチャーを繰り返しました。
しかも手持ちぶさたにプーアル茶を飲み当然ポットが空になれば注がれるの繰り返しで、お腹はお茶で膨らむばかり😱
我ながら辛抱強く静観していましたが時間の流れは止められません💦 そこでまずは1品目、蝦仁鮮荷飯(蓮の葉で包んで蒸した蝦入りちまき)に手を伸ばしました。とはいえもち米という重めな一皿を選んでしまってい自ら出鼻挫く有様
2品めはエッグタルト。やたらとデザート系がめぐって来るので仕方がなくメインを飛ばしました。とはいえ3品が限界の腹づもり。だから残り1品は人気の海老蒸餃子かレバー餃子にしたい……と思っていたものの、その願いは一向に叶いません。売り子さんも商品を売りきらないと次に行かないムードを漂わせ、朝一ということで品数をセーブしているようにも見えました。
私の持ち時間(午前9時には次の予定に出発)残り10分というところで淡水鮮蝦餃(おそらくそんな名前の高級海老餃子)登場 プリプリでおいしかった♡ だって1蒸籠80香港ドル(お会計時に判明)と、それなりのお値段
3品とお茶代で247.5香港ドル(3,470円)程。確かに少しお高いですがお客様が帰ると即座にテーブルクロスを変えセッティングするなど、ホテルレストランのようなおもてなし。値段に納得です。売り子のおばさんは不愛想だけど(笑)。次回はぜひ数人でトライしたい
■陸羽茶室 Luk Yu Tea House
住所:中環士丹利街24號地下 G/F, 24 Stanley Street, Central
電話番号:+852 2523 5464
営業時間: 07:00~22:00
定休日:年中無休
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