香港でハッカ油系を買うのが最近の趣味、泉美 咲月です せんとくん風の童のラベルデザインとピンクの缶入りに惹かれて手に取った保心安油(30ml 30香港ドル)。同じタイプの軟膏、保心安膏(11香港ドル)もあるのよ。
20世紀初頭、まだ西洋医学が香港に浸透してなかった時代に発展した民間療法薬を販売した保心安薬廠有限公司の商品です。効用は筋肉痛、肩こり、頭痛、腹痛、関節痛、神経痛、リウマチ、打撲、めまい、乗り物酔い、寒さによる胃痛、鼻づまり、吐き気、めまい、虫さされなどと、まー、とにかくフレキシブルなハーバルオイルで解熱や解毒の作用があるそうです。
缶を開けると取扱説明書で瓶を包んでいるところも心憎いんです。
なで肩の瓶も可愛い ミニブランデーみたい。
RICQLESや和興白花油が透明なオイルと違って褐色のオイルという点も新鮮です。香りは複雑(笑)。甘く、漢方のような匂いがします。すべての成分を三日間かけて抽出していてペパーミントオイル、シソ科のスクテラリア、甘草(カンゾウ)、チャイニーズシナモンと言われるカッシアオイル、ツバキオイル、ドラゴンの血を配合。えっ、ドラゴンの血
マジですかの香港ミステリー(笑)。機会があればメーカーさんを取材したいです
CMもレトロ調で好きです。それにしても気になるドラゴンの血……。
甘草が入っているので葛根湯っぽいですし、塗るとスーとするけど、ミントがツンとしないところ、悪くありません。風邪などで喉が痛いとき、塗ってもいいかも。まだ使い始めですが可能性を感じるオイルです。
その他のハッカ油については過去ログで。
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