マニラ到着。延泊組の私は翌日、マニラ観光にご案内頂きました。
居残りが多かったボホール島チーム4名、マニラに来ても最大勢力(笑)。楽しく元気いっぱいでした。
いや、私は相当疲労困憊……。目が死んでるもの(笑)。
フィリピンの英雄、ホセ・リサールを辿る道。まずはリーサル公園にあるリーサル記念碑。
リサールが埋葬されている高さ15mのモニュメント。花崗岩で作られた台座に立ち上がるリサールの銅像。視線はマニラ湾を見つめています。天皇皇后両陛下がマニラご訪問の際に献花した場所としても知られます。
リーサル記念碑 Rizal Monument
住所:1225 Roxas Boulevard, Ermita, Maynila, Kalakhang Maynila
24時間警護されているそうですが偶然、衛兵交代に出くわしました。シャッターチャンス!
スペインからの独立運動に命を捧げた「フィリピン独立の父」、ホセ・リサール。本名はホセ・プロタシオ・メルカード・リサール・アロンソ・イ・レアロンダ。スペインの植民地支配からの独立のプロパガンダを掲げ、フィリピン独立革命を起こしました。
そのリサールは、15か国語を話し、医師、作家、アーティスト、学者……というか、なんでもできちゃう、驚くべき天才。フィリピン人と中国人の混血の一族の出身なのですが、両国のいいとこ取りのなかなかのイケメン、フィリピン女性の理想の男性像。正義感、愛国心が強くていい男、なんでもできちゃう。これはフィリピン男性、ハードルが高いぞ(笑)。
次はサンチャゴ要塞。
以前から写真を見て独特な色合いだなと思っていたら石ではなく、珊瑚と玉子の殻を混ぜて作っているそうです。さらに湿気が加わって風化しているため、このような質感になるのだとか。
サンチャゴ要塞
住所:Gen.Luna St.,Intramuros
時間: 08:00~21:00
電話: +63 930 661 5151
奥の城門内に進むとリーサル記念館があります。彼の一生とその功績を展示。リーサルはこのサンチャゴ要塞に収容され、現在のリサール公園の処刑場まで歩いたとのことで、その足跡まで再現されています。
賢いだけでなく、造形力があり、なんでもできちゃう。ホントにスゴイ方です。圧倒され、フィリピンの皆さんが彼を崇拝するのがよくわかりました。フィリピン人の女性ガイドさんが終始彼を誇らしげに、そして愛を込めて語るのに関心したものです。
とにかく、このスポット、存在すべて印象的でした。
カオス以上の濃厚な気配、怖いくらい……と思ったら奥には銃弾を撃ち込まれたリーサルの骨が安置されていました。
この日までアナウンスがなかったので予備知識なく出かけたものの、ホセ・リサールという方の劇的な人生、とても衝撃的でした。帰国してから写真を整理したり、リサールのことを調べたりするとこみあげてくるものがあるので、どうもチャネリングしちゃってるみたい(^-^;
35歳で処刑されたリサール。その濃く、短い生涯もまた伝説となりました。彼は1888年に来日していて1ヶ月ほど東京に滞在していたそうです。日比谷公園にはホセ・リサール記念像があるのだとか。今度訪ねてみたいと思います。反逆の罪に問われ処刑された12月30日は「リサールの日」として祝日に認定されているそうです。
リサールについて色々知りたいと思っていますし、改めてゆっくり見学したいと願っています。
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