亀ゼリーLOVE。
蝉の声はまだ残るもののすっかり秋の空気と空になりました。こんな時は体調も狂いがち。亀ゼリーが食べたくなる……。
香港取材では涼茶舗をめぐり、2店舗の亀ゼリーをいただきました。本来は週に1度程度で十分ということですが、そこは仕方がない(^-^; ますます最強のわたし(笑)。
まずは香港最古の亀ゼリーの老舗、恭和堂へ。女人街・男人街で知られる旺角にあるので物見遊山の合間にも立ち寄りやすい立地です。
とくにこちらは店舗の中でも歴史がある支店なので伝統的な雰囲気が感じられます。
亀苓膏という亀の甲羅の内側を干して粉末にしたものに、土茯苓ほか数種の漢方薬を加えて蒸したのが亀ゼリー。「亀」を食べるとしたらスッポン鍋ぐらいの私たち日本人には、ちょっと抵抗がある食材ですね(笑)。でも、そのものが入っているお鍋より見た目もおとなしいですよー。
熱去濕亀苓膏(HKD $54)。
甲羅のコラーゲン、たっぷり。レンゲを差し込むと強い弾力がありたっぷり、というところ。噛むと歯ごたえを感じますし、生薬の独特の苦みがあります。漢方を飲み慣れている方ならば「なるほど」と受け入れられますが、そうでない方にはなかなか手ごわい風味。甘みを加えると中和されるのでシロップをかけて頂きます。
亀ゼリーは漢方ドリンクと同様、ホンコンニーズ(香港人)にとって生活のスタンダードであり、香港最強スイーツ。熱がこもった時、疲れた時、風邪を引いた時、肌荒れやストレス、胃腸の調子がすぐれない時とあらゆる不調に応じる食べ物と信じられていて、こうして商品を商うお店がいくつもあります。
お店で食べることも、お持ち帰りもできます。
可愛いカップルなんかもいてデート中。ファストフードと大差ないカジュアルな空間です。
お店によってサイズ設定があるのですが食べ応えがあるの私はお夕飯代わりにいただきました。
他店、缶詰やパック製品もありますが私はこの店の亀ゼリーが好み。
恭和堂 旺角店
住所:九龍旺角通菜街61號A地下
電話:+852 2780 4970
営業時間:12:00~23:30
定休日:無休
URL:http://www.kungwotong.com.hk
もう一店舗が上環(セントラル)にある公利 真料竹蔗水の亀ゼリー。
古き良き香港色を残す、レトロな佇まい。
サトウキビを絞った100%のフレッシュジュースで知られています。
私はお持ち帰り(HKD $35)にしたのですが濃厚! 今まで何度かサトウキビジュースを飲んできましたが、風味も甘さも違います。
坂と階段の街を散策した後に頂くと体力もバッチリ回復するかと(笑)。
自家製の亀ゼリーもあります。
サイズは大(HKD $36)、中(HKD $32)、細(HKD $22)あります。小ではなくて細!(笑)。お持ち帰りはプラスHKD $1。
目の前に座った会社帰り風のお兄さんが大を注文してシロップもかけずに黙々と食し、去っていきました。カッコいい(^^)v さすが地元っこ。
どう違いがあるかは亀ゼリービギナーなのでうまく表現できないのですが配合、蒸し具合いがそれぞれ違います。これはも、好み(笑)。私はちょっとジャリっとした食感を感じて苦手。
100%のサトウキビジュースで作ったゼリーに興味があるのでまた出かけてみたいと思います。
公利 真料竹蔗水
住所:中環蘇豪荷李活道60號地下
G/F, 60 Hollywood Road, SOHO, Central
電話:+852 2544 3571
営業時間:11:00~23:00
URL:https://www.facebook.com/kungleeherbaltea
お土産にも買ってきました♡
スーパーで買えてお値段もHKD $7前後とお手軽。この商品はほどよく甘みがついてて食べやすいです。伝元堂の原味・亀苓膏というパック入りシロップ付きのものも購入しました。
食べて整える考え方、忘れがちですが季節の変わり目こそ、とり入れたいこと。まずは日常で、そして強く、美しくなれる香港旅でお試しください。
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