「ビクトリア湾でリゾート ケリーホテル香港」 旅して強く、美しくなる香港Vol.5


2017年4月28日、九龍半島のビクトリア湾沿いにオープンした5つ星ホテル、ケリーホテル香港。シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツの新しいホテルブランドのひとつであり、ケリーホテルとしては北京、上海に次ぐ3つめの施設となります。なにより、そのデザイン、窓から見える風景といった存在すべてが美しく、大人の旅にふさわしい品格を持ち合わせています。

ケリーホテル香港 香港嘉里酒店
住所:九龍紅磡灣紅鸞道38號
電話:+852 2252 5888
問い合わせ:http://www.shangri-la.com/jp/hongkong/kerry/contact-us/email-us
URL:http://www.shangri-la.com/jp/hongkong/kerry
価格:プレミアシービュールーム 一泊一室2名利用 HK$2,600+++~
(部屋代のみ 朝食代別)

まるで海に浮かぶ部屋! 絶景をひとりじめ

ケリーホテル香港は紅磡(ホンハム)というエリアにあり、こちらも生まれて間もないMTR黄埔駅から徒歩3分の立地。香港島へと向かう紅磡フェリー乗り場は目の前と便利なロケーションです。

駅周辺にはお馴染みのAEONや地元のスーパー、飲食店が軒を連ね、お買い物や食事にも事欠きません。すでにご紹介した開運香港観光ガイドに掲載した紅磡観音廟にも徒歩で15分程。この辺りは観光地というより、ローカル色が強く、ホンコニーズが足繁く通う食堂などもあります。香港とぐっと近くなれる街です。

なにより部屋の扉を開けた時、思わず「あっ!」と大きな声をあげてしまったほど、そこに麗しい景色と出逢います。香港を旅する理由のひとつに挙げたくなる素晴らしいロケーションなのです。


 icon-camera 窓の外に広がる海と香港島の風景。リゾート地にいるようなリラックスした気分になれる

大きく切り取られた窓の向こうはビクトリア湾。遮るもののない香港らしい風景が広がり、心ゆくまで自室で眺めることができます。

デザインは香港を代表する建築家、アンドレ・フー。ファッションブランド『COS』が香港でおこなった2015年秋冬コレクションの空間設計を手がける他、今年6月、東京・乃木坂に上陸した『ギャラリー・ペロタン』も彼の作品。そのモダンでアーティスティックなセンスは、ここケリーホテル香港でも花開いています。


 icon-camera 一見、シンプル。配色、フォルムに様々な工夫とセンスが凝らされ、アンドレ・フーの才能を垣間見ることができる

ケリーブルーと名付けられた”青”、グレーといった色彩の見事なグラデーション。絨毯やモチーフにあしらわれた波紋といった海と空と一体化するようトータルコーディネートされた空間は現代的で且つモダン。だからこそ風景と繋がっているような錯覚さえ感じさせてくれるのです。

宿泊したのはプレミアシービュールーム。訪ねたのは雨が多く蒸し暑い7月でしたが、かえってその天候が幸いし窓の外の風景が刻一刻とドラマティックに変わるのを見ました。

船が行き交う度に波紋が変わり青空が見えたかと思ったら、あっという間に南から雨がやってきます。すると視野が遮られて香港島が消え雨音が止むころには、またビル郡が浮かび上がる。まるで人生のようです。一体化といえば、プールから見る風景もまた同様。風に吹かれ、プールに浮かんでいると、ここでもまた、海を漂うような幻想を得られます。


 icon-camera 眠ってしまうのが勿体ないほどの夜景。シービュールームはベッドに横たわっても眺められる角度に配置されている

夜になればさらに贅沢。宝石を散りばめたような夜景を独占。部屋のカーテンを閉めるのが惜しいホテルのひとつです。ちょうど香港島の住宅街のあたりを近くに眺めることができ白々と明けていく頃に残されていた窓辺や街頭の灯りが少しずつ消えていき、朝方もまた希望に満ちていて新しい朝の訪れを感動的に見せてくれます。


 icon-camera 『ビッグベイカフェ』の中華料理のコーナー。お粥、麺と香港スタイルの朝食が毎朝の楽しみ

目覚めたら3階のオールダイニング『ビッグベイカフェ』で朝食を。とにかく広く400席。中華からデザートまで食べきれないのが残念な程、朝から美食が並びます。

ザ・クラブという特典のついたハイクラスのお部屋もおススメ。専用のクラブラウンジを利用できクラブラウンジでのプライベートチェックイン・チェックアウト、朝ごはん、終日ドリンクと軽食を提供する他、パーソナルサービスを受けられます。

次回はさらにレストランからバー、カフェと食にこだわりと工夫を凝らした『ケリーホテル香港』の魅力をご紹介します。

香港ドルレート:2018年12月28日現在 1HKD=14.10

協力:香港政府観光局ケリーホテル香港香港エクスプレス

 icon-book バックナンバー








※本記事は2017年「CheRish」にて連載した記事を連載終了後に移行、改稿したものです。



関連記事

  1. 「ナーチャー・ウェルネス・ビレッジでスパ三昧 宿泊編」 フィリピン、癒…

  2. 「エドサ シャングリ・ラ マニラ CHI, The Spaでヒロット体…

  3. 「開運バンコク観光ガイド」 雨季でも、ビギナーでも、幸せになれるバンコ…

  4. 「冷えと痛みにアプローチ 伝統療法・ヒロットへの誘い」 フィリピン、癒…

  5. 「ナーチャー・ウェルネス・ビレッジでスパ三昧 ヒロット編」 フィリピン…

  6. 「雨の日の怠さも解消 ディバナ・ナーチャー・スパで体感する癒しの時」 …

  7. 「ラグジュアリーLCC、スクートで飛ぶバンコク」 雨季でも、ビギナーで…

  8. 「初めてのバンコク旅にもおススメ、ホテル、ウェスティン グランデ スク…

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

最近の記事

  1. できごと

    少しだけ時間が過ぎ、お話ししておきたいこと
  2. できごと

    心よりご冥福をお祈り申し上げます
  3. できごと

    母の旅立ち わたしの決意
  4. できごと

    自分の殻から抜け出す
  5. できごと

    心を起こす
  6. できごと

    令和3年のお正月 
  7. できごと

    逆風か、追い風か?
  8. できごと

    2020年 I wish you a merry…
  9. ホテル

    ちょっとの手間とコツで、ホテルの味 オークラ特製…
  10. できごと

    コロナ禍に「普通の毎日じゃダメですか?」

カテゴリー

おススメの記事

  1. 香港

  2. スイーツ/和菓子

  3. ホテル

  4. ジェーンアイルデール

Copyrighted Image