※本記事は2017年「CheRish」にて連載した記事を連載終了後に移行、改稿したものです。
雨季のバンコクへの誘い。最後にご紹介するのは成田とバンコクを結ぶエアライン、スクートです。スクートはLCC(ローコスト・キャリア)ですが、親会社はサービス&ホスピタリティで世界でトップの評価を受けるシンガポール航空。安心感が感じられます。
スクート SCOOT
URL:http://www.flyscoot.com/jp
成田国際空港 第2ターミナル 3階 B
バンコク便:成田1日1便、関空1日1便
現在、成田国際空港、関西国際空港、新千歳空港から発着。台湾、ホノルル、高雄、シンガポールへの直行便が行き来しています。全機、有料Wi-Fiを完備。国際線選びの際の大きなポイントになります。「いってきます」が、ご家族やお友だちにフライト中に伝えることができ、SNSやLINEをするならば20MB、USD5のソーシャルライトがお手頃です。
スクートビズで飛ぶ、特別な旅
このスクート、そのサービスは格安航空会社各社とは一線を画していることで知られています。まずは機体。皆さん、LCCと聞くと小型機の印象があるようです。そのため、座席が狭いと思っているのではないでしょうか? しかしスクートは全機、一般的なフルサービス航空会社と変わらない、ボーイング787ドリームライナーを使用。さらに空気清浄機付きな上、一般的な機内湿度に比べ4倍湿度が高いため肌にも喉にもやさしい機体です。
成田国際空港から5時間50分でバンコクへ。13:50に到着なため初日から観光も可能
とはいえ、飛行機の会社名、種類、機能について説明をされても正直なところ、ピンとこないものです。要するにゆったりたっぷりした機内とシートだということ。だとしたらお値段も手ごろで乗り心地が変わらないのは嬉しい限り。エコノミーシートもスタンダードシート、スーパーシート、ストレッチシートと広さと快適さのバリエーションがある上、サイレントゾーンといわれる騒音が少なく12歳以上のゲストのみ利用できる特別な空間も用意されています。僅かな差額で好みのシートが選べます。
少しの差額でたっぷり特典
中でももっと大人にマッチした乗り心地のシートとサービスが付く、スクートビズが私のイチ押し。ビジネスクラス並みの特典と広く快適なシートが予約できます。それがラグジュアリーLCCと呼ばれる由縁でもあります。
ストレス知らずの優先チェックインカウンター
スクートビズの魅力、それはなにより特典内容にあります。
<スクートビズの特典>
・機内持込手荷物は2つ、合計最大15kgまでOK
・受託手荷物は30kgまで
・機内食付き
・ウェルカムドリンクとアルコールドリンクをそれぞれ1つ、追加で提供
・シート電源完備
・スクートTVでストリーミング
・優先搭乗サービス
・優先降機サービス
LCCは料金が格安なのが魅力。一方で手荷物及び受託荷物に制限があります。また機内食、飲み物もオプションで注文、別料金が基本。でもこのクラスならば欲しいオプションをほとんど網羅。個人的には優先搭乗・降機サービスはとても嬉しい。混みあった列に並ばずに済む上、スマートに乗り降りできます。そして、これらのサービスがついて一般的に片道40,000円前後の価格(日程によって変動あり・セール時は除く)。満足度も乗り心地も、すでにフルサービス航空会社を越えています。
レインボーカラーの機内照明でお出迎え
そして大事なのは乗り心地。スクートビズはキャリアのビジネスクラスに近いゆったり感を持ち合わせています。レッグルームと呼ばれる前の足元から前方座先との間は96cm。シート幅は56cm、リクライニングは15cmまで倒れ、完全可動式ヘッドレスト付きレザーシートです。心憎いのがシートに付属したフットレスト。乗りこんだらスリッパに履き替え、フットレストで足を伸ばせばムクみ知らずです。
女性は勿論、男性でもゆったりと包んでくれる
そして、この機内の虹色、鮮やかでグッときますよね。スクートの照明はとってもカラフル。その時々で色合いも変わるので搭乗の時にレインボーだと吉祥な気持ちになります。乗る前に願掛けしてみるのもいいかもしれませんよ。虹色だったら「素敵な出逢いがある」とか。
スクートビズにはお食事が付いているので予約の際にリクエストしておきましょう。おススメは事前予約が必須のプレミアムセレクションというセット。バンコク便は、メイン料理にパッションフルーツとラズベリーのパウンドケーキ、お水、サラダがついています。ラインナップにはやわらかくお肉を煮込んだ『牛肉のブリスケット・ラタトゥイユ添え』やシンガポール生まれの航空会社ならでは、人気の『南海風チキンライス』などもあります。食事のついていないエコノミークラスの方がオーダーするとSGD21.99になります。
南海風チキンライス
カスタマイズして作る好みのフライト
スクートの良いところは、まだまだあります。往復共に同じクラスのお席を買う必要はないのでお好みで選べます。フライトをカスタマイズすればさらに満足度があがります。当然、料金も往復ビズよりお安く、でもなかなかの使い勝手と乗り心地。
たとえばこんなチョイスはいかがでしょう? 荷物の少ない往路はエコノミークラス・20㎏の受託荷物、機内食の付くパッケージ、フライバッグイートを選択。そこにゆとりのあるスーパーシート&サイレントゾーンにグレードアップしリラックス。帰りの便はバンコク・ドンムアン空港00:45発のTR292ですから快適な睡眠をスクートビズで確保。受託荷物も30㎏ですから土産も重量を気にせずたっぷり買えます。
まもなくドンムアン空港。比較的混雑が少ない空港なので初日からバンコクを満喫
さらにエコノミーの方には優先チェックインと優先搭乗が片道480円で出来るファストパスサービスをおススメしています。近頃は成田、ドンムアン共に空港が混みあうこともあり、ストレスフリーのフライトを約束してくれます。
毎月10日、25日に2度のセールを実施。よりお得な値段でチケットをGetできます。TOPページからスクートのニュースレターを申込んでおくと便利ですよ。旅を楽しくするにはまずフライトから。ぜひスクートをご利用ください。
『雨季でも、ビギナーでも、幸せになれるバンコク旅』と題し、あえて雨季が楽しくなる旅をご提案させて頂きました。タイの雨季は4月から10月まで続きます。お得で充実、楽しいバンコクの旅を実現頂けると幸いです。
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※本記事は2017年「CheRish」にて連載した記事を連載終了後に移行、改稿したものです。
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