7月ケリーホテル香港、取材&滞在。今回、香港で出逢ったホテルはそれぞれ個性的でお気に入りです。
中でもケリーホテル香港は目の前のビクトリア湾の風景と相まってリゾート感を感じさせてくれます。なんとも佇まいそのものが静かで癒しそのものなのです。
ここは今年4月28日、九龍半島のビクトリア湾沿いにオープンした5つ星ホテルでシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツの新しいホテルブランドです。
お部屋のタイプはプレミアシービュールーム。当時は雨季も加わり、雨やどんよりした空模様の日もありましたが、天気の悪さも気にならず、むしろその時々で変わる景色を存分に楽しめました。私も大人になったわね(笑)。
夜も素敵。
香港といえば夜景。どこぞの名所に行こうと考えていました。しかし、お部屋やホテルからも景色が十分楽しめ、麗しい風景をずっと眺めていられます。これで十分。
迎えてくれたスイーツ&フルーツも豪華。
マカロン、抹茶クッキー、フルーツ。
抹茶クッキーは升に入っていて、ホワイトチョコボールが敷かれていました。そして、大振りなスレートディッシュプレートの上に並べられたマカロン……と、オブジェ! 最初これ、なんだかわからなかったのですが、ロビーにありましたの。これ↓
太極拳を象った作品だそうです。そして、お部屋のオブジェはチョコレートでした! 気づいたのは帰国間際。
ありがたいことに行く先々でウェルカムフルーツ&スイーツをご用意して頂くのですが、滅多に食べられません。なぜなら食の取材もあるのでお腹に入るスペースがない……。でも、この時は、結構頂きました! ちょっとガソリン切れだったのよね(笑)。チョコオブジェ以外は。
到着時にミニバーにあるドリンクは無料。補充やこの他のドリンクをオーダーする場合は有料となります。常備された無料の『Zest』のハーブティー、これが結構好みで雑味もなくおいしい。普段、思われて程、ハーブティは飲みませんが(←絶対、オーガニックティとかばかり飲んでると思われてるヒト)、カモミールやペパーミントが気に入って、せっせと飲んでおりました。帰国してから日本で販売されている製品を探したのですが、種類が違うみたいです。
ホテルデザインは香港を代表する建築家、アンドレ・フーによるもの。ファッションブランド『COS』が香港でおこなった2015年秋冬コレクションの空間設計を手がける他、今年6月、東京・乃木坂に上陸した『ギャラリー・ペロタン』も彼の作品です。
ビクトリア湾と一体化したケリーブルーと名付けられた”青”、グレーといった色彩の見事なグラデーション。このすべてが波間のような癒しを誘う気がします。
絨毯やモチーフにあしらわれた波紋。海と空と一体化するようトータルコーディネートされた空間は、現代的で且つモダン。だからこそ風景と繋がっているような錯覚さえ感じさせてくれるのです。全館にそうした色、モチーフが散りばめられているのでぜひ探してみてくださいね。
そうそう、お部屋に置かれていたオリジナルガイドブック、これなかなか重宝しますよ。
ここは紅磡(ホンハム)」というエリア。MTR黄埔駅からホテルは徒歩3分ですが、観光地というより居住地。そのため、ガイドブックの情報も少な目。結構、便利でいい街なんですけどねー。なので、ローカル情報たっぷりのこの冊子が役に立ちます。行きたいお店が沢山あったのですが、時間の都合で訪ねられず残念。次回こそ!
また、お部屋の中で目を引いたのが金庫。
大概、クローゼットの中にひっそりと置かれているものですが、大胆にミニバーの上にあります。
これはお財布やパスポートの忘れ物を防ぐため。なるほど。チェックアウト時についうっかりしちゃうますよね。わたし、タイのウドンターニー県のホテルのクローゼットにコート忘れて真冬の日本に帰ったことあります、ほんの9か月ほど前(苦笑)。
見えるとこにあると忘れ物が防げちゃうという訳。そしてそれだけ、従業員の教育やセキュリティに自信があるってことですよね。
バスルームは対極にベージュ。
アメニティ、タオル他、最低限置かれている以外は収納。スッキリしてモノが少ないところもいいんですね。華美にならず、ザワついてなくて。枕元のコンセントも引き出しの中にありました。スマホの充電器も日中はそのまましまっておけて、ホント、スッキリ過ごせます。
機能的で美しい、それがケリーホテル香港の魅力のひとつだと思います。
ケリーホテル香港(香港嘉里酒店) Kerry Hotel Hongkong
香港九龍紅磡灣紅鸞道38號
38 Hung Luen Road, Hung Hom Bay, Kowloon, Hong Kong
電話:(852) 2252 5888
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