今年はやはり、季節の移ろいが早い。
昨年に引き続き24日は曼珠沙華を愛で、ご冥福をお祈りする日。加えて中秋の名月が重なりました。
天気予報ではずっと雨か曇りと言われていたので諦めていたのですが夕暮れに近づくにつれて東の空の雲が切れていきー。輝く月が顔を見せてくれました。
栃木県、粟野市にある『遊の郷 彼岸花群生地』。近くの常楽寺と合わせて名所と言われています。見頃は例年通り20日前後と聞いてはいたのですが雨や体調不良で盛りはすっかり逃しました。それでも気持ちの上では、去年訪ねた埼玉県日高市にある曼珠沙華の名所、巾着田同様に24日に行きたいと思っておりました。秋に逝った、秋の似合う川島なお美さんを重ねて。
初めて訪れた先はのどかな山里。
ゆるゆる流れる小川添いに広がる曼珠沙華。確かに満開ならば圧倒的に美しいでしょう。
3分の2は萎れ、合間に咲き頃、蕾もちらほらとあり、またそれも様々な人生を語るようで感慨深いです。鄙びた風景もまた味わいあり、美しい。
祝日ということもあり、まだちらほらとカメラやスマホを手にした人々がやってきます。満開時は車も止められないほどの人出だそうです。
近くにはお蕎麦屋さんや道の駅があるとのことなのですが夕方に出かけたので遊歩道を一回りして散策終了。
とても気持ちの良い場所。
曼珠沙華は終わりですが辺りは蕎麦の花が満開で、それはそれでのどかな風景で良いものです。また訪ねてみることにしましょう。そして、すっかりアップし損ねた去年の巾着田も発掘しなくては。
「撮って、撮り続けて!」そうなお美さんが遺言してくれたように撮って、贈る。人それぞれの生き方、形があるように、これが私の祈り方。
彼岸花群生地
住所:栃木県鹿沼市中粟野344
この記事へのコメントはありません。