スクロールしても同じ絵柄、海老雲吞麺の巻 何気に有名店行脚。
香港3年目のまだまだビギナーです(よく意外だと言われますけど)。その昔、初めて日本で香港風ワンタン麺を食べた時「なんでポキポキ!?」と度を超えたアルデンテに混乱したものです。しかし3年前マカオで現地コーディネーター・ヨウコさんおススメの「祥記麺家」でマカオ名物「蝦子撈麵(エビの卵かけ麺)」と海老ワンタン麺を食べてから偏見が吹っ飛び、大好きになりましたそもそも海老好き、雲吞好き
◆また行きたいな、祥記麺家
昨年の香港では気づいたら食べそこね、帰りの空港で1杯頂いただけ(しかも麺茹ですぎ)。それが無念で今年は「緊急企画・(ひとりで)海老ワンタン麺を食べたおす」を強行してみました 私の場合、取材で旅をすることがほとんど。しかもホテルを取材するのがライフワーク。概ねホテルメシなのでこのように張り切って出かけないと自主取材にまで及びません。
そして上記の写真、マカオの海老ワンタン麺のワンタンは上に乗っていましたが香港は隠れてる派。なんでも細い麺が伸びないようにワンタンを下にしているんだとか。主役はもちろん海老ワンタン 薬味は黄ニラまたはわけぎ程度。お醤油系、魚貝風味のスープとスタイルはほぼ同じです。
糖朝編
まずはそういえば本場「糖朝(香港のHPです)」に行ってなかったよ、ということで初日の夕方、小腹が空いたところでふらりと出かけました。ザ・ペニンシュラ香港から徒歩で5分程かしら。小鉢程度に入って52香港ドル(721円)とお高め。海老ワンタン麺、プリプリで普通においしいですけど、タイやフィリピンに慣れている身としては香港は物価が高くて毎食カルチャーショック
毎々、流石に土地が高い香港だわーと感じます。マカオもですが。
大好き、叉焼入りメロンパン(小ぶりでお饅頭程)は安定のお味。まわりサクサク、餡は甘しょっぱい叉焼。麺とパンで炭水化物×炭水化物
そしてマンゴープリンを食べつつ思い出したのは、日本の「糖朝」で食べて以来「人がいう程おいしくない」と思っていたこと。でも、ザ・ペニンシュラ東京の絶品マンゴープリンを食べて「マンゴープリンはおいしい」と上書きされていたんですけど……。そうだ、やっぱり私は、固くてマンゴのブツブツ入ったこれがあまり好きじゃないことを思い出しました。勿論、好みの問題です。
お茶代含め120香港ドル、約1682円。
なるほど九龍価格ですね。
香港で糖朝に行くのはこれでもういいかな? 日本では香港を懐かしんで行くと思います(笑)。
糖朝(トウチョウ)
住所:尖沙咀漢口道28號亞太中心地庫A鋪 Shop A, Hong Kong Pacific Center,28 Han Kow Rd, Tsim Sha Tsui
電話番号:+852 2199 7799/+852 2199 7799
営業時間:平日 08:00~00:00、土日祝 07:30~01:00
定休日:年中無休
※Web情報ではカード可という表記を見かけますが私はキャッシュオンリーと言われました
中環・沾仔記編
2軒目、ザ・ポッティンジャー香港近くの有名店「沾仔記」。ミシュラン香港のビブグルマンにも度々選ばれ話題です。看板メニューは招牌雲吞麵。こちらは30香港ドルと良心的でおいしい。
郊外油菜(空心菜のオイスターソースがけ)も添えて。オーダーとりにきたオバサン、広東語のせいか「怒ってる?」って聞き返したくなるほどの剣幕(笑)。野菜はケールにするか、空心菜にするか、尋問のごとく尋ねます。すみません、空心菜でお願いします 語学によって言葉は強くも高くも聞こえます。気にしませんが心なしか広東語は強いイメージです。
◆郊外油菜 ゆで野菜のオイスターソース
夕食時とあってお席も込み合っていてほぼ満席でした。観光客が多い印象。メニューには日本語、英語も添えられていて注文しやすいお店です。
沾仔記(ティム チャイ キー)
住所:中環威霊頓街98号地下 98 Wellington Street, Central, Hong Kong
電話番号: +852 2850 6471
営業時間:09:00〜22:00
定休日: 旧正月3日間、大晦日(2009年1月25、26、27、28、29日休業)
※キャッシュオンリー
お腹いっぱーい、なのにこれで終わらなかった(笑)。
麥奀雲吞麵世家 香港島總店
店を出てふと前を見ると「麥奀雲吞麵世家」。これぞ、発作的に起こるチャレンジ精神
店頭では麺を茹でるブースがあり、レストランぽいのある内装。テーマカラーのグリーンが目を引きます。
食べ比べしたくなる→入ってみた癖に2杯連続で同じメニューがきつく感じ(あるある)牛腩牛筋麵に変更
46香港ドル。あら、セントラル価格なのか、なにげにお高い。海老ワンタン入りの世家雲吞麺は42香港ドルです。沾仔記などに比べるとポーションがもっと小さく、超細麺。でも高いなりに店内も綺麗、まさに中華風、八角などの香辛料でホロホロに煮込まれた牛肉もおいしいです。ベストな状態で挑むべきの味わい。
Mak’s Noodle 麥奀雲吞麵世家 香港島總店
住所:中環威靈頓街77號地下 77 Wellington St , Central, Hong Kong
電話番号:+852 2854 3810
営業時間:11:30~21:00
定休日:年中無休
※キャッシュオンリー
こうして2軒を制覇(してない)後、ホテルに戻ると「レストランに夕ご飯食べに来ないの?」とマネージャーに聞かれました。こうした取材の場合はお夕飯もコンプリメンタリー(無料提供)でご用意頂くことが多いのです。 そこで「雲吞ヌードルを食べてきました」と答えると「わぉ!」と驚き顔。フロントにいたスタッフに「雲吞ヌードル食べてきたんですって!(広東語)」的なリアクション(笑)。苦笑しつつエレベーターに乗り込みました。おやすみなさい、お腹いっぱい。
そのホテル、ザ・ポッティンジャー香港は日本のメディアでは開業以来初めて『アジア旅を愛する大人のWebマガジン Voyager』が滞在を兼ねた取材をさせていただきました。過去に視察や取材のみはあったそうですが広報のヘーゼルのおかげで幸運にもお招き頂いたのです
Voyagerの【Asian Journey2-12】 ラブリー&ラグジュアリーで大人を虜にするブティックホテル ザ・ポッティンジャー香港 ~Voyagerホテルセレクション~でもご紹介しています
麥奀雲吞麵世家 九龍 黃埔分店
取材最終日、ケリーホテル香港近くの「麥奀雲吞麵世家 九龍 黄埔店」で王道、世家雲吞麺にチャレンジ。メニューを見てビックリ。あら、セントラル(42香港ドル)より安い、38香港ドル。最初は少し細すぎると思った麺も慣れてきて悪くないです。
せっかくですので(ケールのオイスターソースがけ)29香港ドルも頂きます。
このケールも總店より5香港ドルお安い。香港の地価事情で土地柄で設定がちがうのでしょうか。勉強になりました。
Mak’s Noodle 麥奀雲吞麵世家 九龍黃埔分店
住所:九龍紅磡黃埔花園第四期德豐街G12號地舖
電話番号:+852 3905 1298
営業時間:09:30~00:00
定休日:年中無休
※クレジットカード可
それで結局、どこが好みだったか……。うーん、未だに答えが出ません 海老ワンタン麺はとにかく好き。どこもそれなりにおいしい。でも「こ、これだ」という決定打がないんですね、まだ。単調な中に牛腩牛筋麵などのような個性のある一品があると頭も舌もクリアになるのですが。なのでとりあえず、今後も企画を続けたいと思います(笑)。
帰りの空港のキャセイパシフィックのビジネスラウンジを4軒ハシゴし、また海老ワンタン麺を取材したのはまた別のお話し
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